スピリチュアリズム点字文庫

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霊訓(完訳・上)

書名
霊訓(完訳・上)
The Spirit Teachings
著者
ステイントン・モーゼス
訳者
近藤 千雄(こんどう かずお)
発行
スピリチュアリズム・サークル「心の道場」

1985年に国書刊行会から出版され、その後絶版となっていた『世界心霊宝典』全5巻の一冊「霊訓」の本文に加筆訂正を施した復刻版。

目次

序論

自動書記について――文体の特徴――通信霊について――通信が来る時の状況――霊媒による脚色の問題――霊媒が意志を行使できる限界――インペレーター霊の使命――著者モーゼスの意図

一節

新しい霊的真理普及の時代――これを阻止せんとする勢力の存在――神の啓示――その進歩的連続性――人間による歪曲――破邪と顕正――背後霊とは――地上に戻ってくる霊――邪霊集団とその働き――悪とは――地上時代の性格の存続――個性の発達――死後その霊性に相応しい境涯に落着く――悪魔

二節

真の博愛主義者――真の哲学者――永遠の生命――神――善と悪との葛藤――戦死霊、自殺霊、死刑霊の影響――犯罪人の扱い方の問題点――集団収容と絞首刑の弊害――更正を目的とした処罰――死刑は復讐心を増幅させる――神の認識の誤り――慈悲と愛――新しい霊的福音の必要性

三節

筆記の激しさによる著者の頭痛――その説明――現行法律の欠陥――霊的知識の欠如――地縛霊――早世した霊の得失――体験と試練の必要性――“動”の世界と“静”の世界――宇宙の内的世界の分類と地上生活の位置――悪の世界への堕落――極悪霊の辿る運命――イエスの述べた“赦し難き罪”とは

四節

作曲家アーンに関する詳細な記述――霊の情報入手方法――その実験

五節

霊的能力の種類――インスピレーションを受けるための条件――ドグマと偏見と懐疑と不安が難敵――イエスに見る理想の人間像――人間に完全は不可能――瞑想のための魂の個室を設けよ

六節

ダービーによる悪影響――祭日の功罪――通信を可能にする条件と不可能にする条件――極端な節制の弊害――中庸こそ大切――死後の結婚の絆――進歩の法則と親和力の法則――通信内容に矛盾が生じる原因

七節

新プラトン主義――スーフィズム――霊的真理の普及を妨げるもの――似非神学者――似非科学者――先入的ドグマによる偏見――宗教の名に値するもの――理性こそ最高の指針

八節

著者の信仰上の遍歴――宗教の二面性――神とは――神と人間――理性なき信仰――派閥主義――賞と罰――神の絶対的公正――神は哀れむが情けはかけず――人間としての生活規範――神と同胞と自己への責務

九節

著者の反論――宗教的夾雑物――贖罪説について――再び著者の反論――署名に十字架を冠する理由――バイブルは人間的産物――字句に絶対性はあらず――神の概念の発達――啓示の信頼性は霊媒の受容度による――バイブルは誤謬だらけ。故に新しい霊的啓示と衝突するのは当然――霊団による思想上の指導方法――十字架の真の意味――キリストの使命と霊団の使命は同一

十節

再び著者による反論――回答――キリストが受けた反論との比較――新しい真理は反撃に遭う宿命をもつ――神学的ドグマの誤りの指摘――宇宙は不変の摂理に支配される――真理探求と向上の中に真の幸福がある

十一節

霊団による著者への支配の強化――著者によるキリスト教の弁護――回答――正直な疑問は無批判の信仰に勝る――絶対的証拠にも限界――“果実によって木を知るべし”――人間的見解は無価値――宗教は単純素朴なもの――真理は一個人一宗教の占有物にあらず――アテノドラスからアキリーニに至る真理の系譜――霊同士の見解の相違は説き方の相違――霊団による段階的思想操作――インペレーター霊団は神の計画遂行のために派遣された多くの霊団の一つ――啓示の源は一つ――神は真理を提供するのみ――その諾否は各自の理性的判断と自由意志に任される――イエス・キリストの位置づけ

十二節

著者の苦衷と不信――回答――根源的過ちは神と人間との関わりについての誤解――悪魔――邪霊は自らが招く

十三節

再び著者の反論と苦衷の開陳――回答――忍耐と祈りの必要性――祈りとは――霊側から観た祈りの効用――インペレーター、著者を叱咤する――死せる過去より生ける未来に目を向けよ――新しい真理に対する世間の態度

十四節

目に見えざる師を信ずることの困難さ――知的難問との葛藤――著者が辿り着いた結論――スピリチュアリズムに関する著者の見解――回答――“スピリチュアリズムは神の声”――交霊は科学を超えた法則が支配――霊媒の管理の不徹底

十五節

スピリチュアリズムの宗教性――絶対的真理は存在せず――“最後の審判”は無し――罪はそれ自らの中に罰を含み、犯した瞬間より責任を求める――キリスト教的天国地獄観を論駁――交霊現象に関する誤解を正す――悪とは――スピリチュアリズムは地球規模の啓示

十六節

これまでの霊信の総括――恐怖を吹き込む教義は魂を萎縮させる――宗派の別は些細な問題――どの宗教にも真理と誤謬が混在する――真理を独占する宗教は皆無――キリスト教神学は諸悪の根源――キリストの福音は生命の不滅性の証明――それが宗教の根幹

十七節

著者の不満と要望――拒絶とその理由――これまでの霊訓の復習――著者に反省を求めるために霊団の一時総引上げを示唆――数学的正確さをもつ証拠は提供不可能――キリストの“私と父は一つである”の真意――著者の旅行先での霊信――性急な要求は事を損ねる――猜疑心の及ぼす影響――著者の忍耐と理性的判断を重ねて要請

点訳書情報

製作
浜松市立城北図書館 かたりべの会点訳部
巻数
全4巻
貸し出し形態
点字本
フロッピー(点字データBSE形式)
入手方法
浜松市にお住まいの方は直接浜松市立城北図書館で、その他の地域の方はお近くの点字図書館を通して貸し出し可能

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